甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。
大好きです、千紘くん
***
「瀬良くんがエスパー?
ふふっ……さすがゆあ……っ」
「笑わないで!だってそうでしょ……!?」
廊下で私の話を聞きながら、涙が出るくらい笑っている羽衣。
話というのは、昨日の朝、千紘くんは私のことをなんでも分かっちゃうのはなんでか、ってこと。
私はいたって真面目に話をしてるのに。
「ゆあがなんでも顔に出すからじゃない?」
「出した覚えがないんだって……!」
「顔に出した自覚がある人なんていないでしょ」
「うっ、それはそうだけど」
でも、私がしたいのはそういう話じゃないのっ。
頬を小さくふくらませた。
それでも羽衣は変わらず笑い続けている。
「それから……」
「ん?」
「いや、やっぱやめとこ」
「ええ……」
なにそれ、そう言われたら気になるじゃん。
唇を尖らせた私を見て、羽衣は私を小さく指さす。
「ほら、ゆあ。また顔に出てるよ」
「えっ!?」