甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。
***
「あ、シャー芯切れちゃった」
夕食前、家で勉強をしていた私。
シャー芯が切れてることに気付いていなかったみたい。
これじゃ勉強できないし、買いに行こうかな……。
コンビニなら、このマンションのすぐそばにあるし。
そう思って、カーディガンを羽織り、スマホと財布だけ持って家を出る。
コンビニについて、シャー芯を手にし、レジに行くところで、見知った人を見つけて。
もしかして、瀬良くん……?
声、かけてみようかな。
「せ、瀬良くんっ」
「うおっ、びっくりした」
びくっと肩を震わせた瀬良くんは、私を見て片手をあげた。
「椎葉さんじゃん、やっほー。
なに買いに来たの?」
「えっと、シャー芯切らしちゃって……。
瀬良くん、は……」
と、聞き返そうとしたところで、瀬良くんの手元に目がいった。
瀬良くんの手に握られているのは、買い物かご。
その中に入っているのは……、大量のカップラーメン。