甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。
唇が離れる一瞬の間で、私は小さく呼吸をする。
「かわいい。かわいいね、ゆあ」
「……ばかっ」
「そういうとこも好き」
「私も好きだよ」
幸せそうに笑う千紘くんに、私まで幸せで満ちていく。
少しだけ熱を含んだ、甘い顔になんだかじれったくなる。
千紘くんは、私に覆いかぶさるように、ぎゅっと強く抱きしめた。
かと思えば、首を噛まれたような感覚が走って。
「ちょ、千紘くん、離して……!」
「やーだ。ゆあがかわいすぎるのが悪い」
そ、そんなわけないから……!!
悪いのは千紘くんでしょう……!?
そういう意味を込めて、じとっと千紘くんを見つめる。
そんな私を見て、千紘くんはにやりと笑った。
「なに?離してほしいの?なら俺もう寝るけど」
「う……っ」
な、なんでそんないじわるするかな……っ。
千紘くんは多分、私の答えを知っている。
それが悔しいけど、でも一人になるのはいやだ。