甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


私を見て、千紘くんは目をそらして少し苦い顔をしたあと、もう一度私を見つめ直した。


「ごめん、ちょっと許して」

「え……わっ」


一瞬、視界が回ったかと思えば、視線の先は天井だった。
次に目に映ったのは、熱を含んだ瞳をもつ千紘くん。

そして、その次に押し倒されたのだと理解した。


「千紘くん……?」

「……っ、ゆあ」

「ん……っ」


余裕がなさそうな千紘くんに不思議に思ったのも束の間。
降ってきたのは、まったく知らない、深いキス。

すぐに息苦しくなって、千紘くんの背中をぽんぽんとたたく。

ゆっくりと唇が離れた瞬間、私は大きく息を吸う。


「んぅ……っ!んん、……」


息をする間もないほど、角度をかけて、キスが次々と落とされる。

それなのに、もっと、って思ってしまう。
もっと求めて、触れて、こっちを見て。

上手に応えることはできないけれど、でも、ちゃんと嬉しいと思っている。


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