甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


「それで、どうしたの?こんなところに来て」

「ゆあに会いたくて、湊と歩いてきた」

「私も会いたかったよ」

「今朝も会ったのに?」

「そ、それは千紘くんもじゃん……」


ずっと思ってるよ、会いたいなんて。
好きだとも、たくさんたくさん思ってるよ。

千紘くんも、同じだったらいいのに。


「なあ千紘」

「ん、なに」

「今度ダブルデートとか行かね?」


だ、ダブルデート……!
そっか、そんなこともできちゃうのか……!

加納くんの提案に、なんだか胸が躍る。


「却下」

「は?なんでだよ」


きゃ、却下……!?

うん、これは私も加納くんに同意かも。
ダブルデート、響きだけで楽しそうなのに。


「俺、ゆあと二人のデートがいいし。
それにお前も俺らのこと見えなくなるだろ」

「……確かにそうか。じゃあいいや」

「ん」


えっ、いいの……!?

まあね、千紘くんが言ってることはごもっともなんだけど。


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