甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


男の子ってすごいな……。
こんなにたくさん食べるんだ。

私はそんなに食べる方じゃないからなぁ。


なんて思いながら、私もお弁当を食べ進める。


「椎葉さんって、あの湊の彼女と友達なの?」


羽衣と出会った日をぼんやりと思い出しながら、私は小さくうなずく。


ちなみに、羽衣と出会ったのは、中一のときにクラスが一緒で。

数か月間、話したことはなかったんだけど、たまたまスーパーで会って、軽い世間話をしたのがきっかけ。

それから、学校でもよく話すようになったんだ。


「そうだよ。
中学生のときからの親友」

「ふぅん。それでよく湊とも一緒に弁当食べるのか」

「うん。
逆に瀬良くんは、加納くんとはお友達?」


私が聞き返すと、瀬良くんは私と同じようにうなずいた。


「そう、幼なじみ」

「えっ、そうなの!?」

「うん。
小一からとかだから……、もうずいぶん長い付き合いかな」

「へええ……」


……まさか、二人にそんな共通点があったなんて。


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