甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


「じゃあ、瀬良くんの……?」


引っ越してから、瀬良くんしか家にいれてないもんね……。


でも、なんで瀬良くんがこんなものを……?

イメージだけど、もっときちんとした指輪をつけるような気がする。
どうして、こんなおもちゃの指輪なんか……。


「でも、なんか見たことある気がするんだよなぁ……」


私のものじゃないはずなのに……。

まぁ、いっか。


てか、届けに行かないとだよね。

そう思って時計を見ると、時間はすでに九時を回っていて。

さすがに、もう遅い時間だ。


「明日の朝にしよう……」


そうだね。
明日の朝、学校に行く前に届けるのが一番いい。


そう思って、その日は眠りについた。



***



翌朝、家を出る三十分前。


顔も洗って、歯磨きもして、髪の毛も整えて。
朝ご飯も食べて、制服にも着替えた。

いつも通り、あとはゆっくりして、時間になったら家を出るだけなんだけど……。


< 48 / 213 >

この作品をシェア

pagetop