甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


「か、神崎くんが笑った……!?」

「だって椎葉、表情ころころ変わるから、見てて面白い」


驚く私をよそに、神崎くんは声をあげて、くくくっと笑う。


神崎くんって、こんなふうに笑うんだ……!
なんか、印象変わるなあ……。


やわらかい、こうふわっとした、笑い方。

これ神崎くんファンの女の子が見たら、絶対さわぎになるよ……!!


「だから、椎葉とは一緒にいて飽きない」


そう言って、神崎くんが歯を見せて笑った。


「……っ」


なぜか、顔が熱くなる感覚がした。

だって、その笑顔があまりに自然だったから。

もともとの顔がいいんだから、こんなのかっこいいって思うに決まってるじゃん……!!


「……っ、ちょ、は……」


私の顔を見て、なぜだか神崎くんが取り乱すような、そんなそぶりを見せた。


……えっ、と、どうしたんだろう……?


「かわい……」

「へ……っ!?」


ちょ、い、今なんて言った……!?

か、かわいいって……っ、聞こえたんだけど……っ!


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