甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


あ、これはやばい……。
千紘くん、相当いらだっているような……。

こんな声色、聞いたことない。


唯斗くんも負けじと千紘くんを睨み返している。


ちょ、ちょっと待って。
よく考えたらこれ、どういう状況?


「俺がゆあのこと知りたいから」

「ふーん?」

「は、なんだよその言い方」

「そんなに知りたいなら、教えてあげよっか?」


千紘くんがそういうと同じくらいのタイミングで、首筋に触れた柔らかい感触。


「……こーいう関係」

「は……?」


な、なに?今、何が起こった?

首筋に触れた柔らかいもの。

もしや……、いや、もしかしなくても。
それは、千紘くんの……。


「ちょ、ちょっと千紘くん!?」

「うおっ、急にどうしたのゆあ」

「急にじゃないよ……!!」


なんでそんな平然そうな声してるの……!?

私、こんなに心臓がドキドキと音を立ててるのに。
今、ぜったい顔真っ赤だよ……!!


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