甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


「そ、その前に、なにしてんの……!?」

「ん、なにって?」

「……っ、ばか……!」


分かってて言ってるでしょ……っ。

どうしよう、顔熱くなってきた……。

なのに千紘くんは、声をあげて笑っている。


ひ、ひどい……っ。


「瀬良とゆあって、どういう関係……?」

「……っ!」


唯斗くんの声に、思わず息を飲む。


……そ、そうだった。
ここには唯斗くんもいるじゃん……!!

やばい、と色々悟った瞬間。


「俺のこと知ってたんだ、神崎」

「ま、そりゃ……」


戸惑いを隠せないような唯斗くんとは対照的に、千紘くんはいつも通りの表情で。


「ま、そんなことはどーでもいいけど」

「……は?」

「で、なに?
俺とゆあの関係を知りたいって?」


ど、どうしよう……っ。
なんか不穏な空気を感じる……。

千紘くん、なんか怒ってる……??


「お前は知る必要ないかなー」

「あ?お前何言ってんの?」

「だから、お前が知る必要ある?」

「ある」

「なんで?」


< 91 / 213 >

この作品をシェア

pagetop