女子高の王子様は、護る人が危なっかしくて困る



 「ふふ、また真顔になってたよ。桜、ほら、綺麗だよ?」

 「……任務中だ。花見してる場合ではない」

 「でも、手はちゃんとつないでくれてる」


 凛はほんのわずかに眉をひそめる。


 「……護衛の一環だ。逸れると困る」

 「それなら、“好きだから”って言ってもいいのに」

 「……そういうのは、夜に言う」


 悠翔の耳が真っ赤になった。


 「ちょ、え、それどういう意味!? いや、そういうつもりじゃなくて!?」



< 27 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop