さよならの先でまだ君を
中学を卒業して、高校に入学した私は虹心と付き合っていた。

高校は地元じゃなくて、夏のオープンキャンパスで見つけた県内の私立高校に決めた。

小学校からずっと夢見てきた「病院で働くこと。」

お母さんが家事を終わらせてから夜中まで資格の勉強をして、白衣姿で働く後ろ姿をずっと憧れの気持ちで見ていた。
だから私もいつか病院で働きたいと思っていた。
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