シンユウノススメ
「駿河さんは?」
「鉄板の準備が済んだので薪になる枯れ木を調達してくるそうですよ。少し山を下りたところにある、資材を分けてくれる干物屋さん、ご存知ですか?」
「ええ。パパがよくお邪魔してたから」
「そちらに向かったようです」
「そう。あなた達にも少し休んでもらおうと思ったんだけど」
「いえいえ。とんでもございません。わたくし達も食材の準備をいたしますね」
「お手伝いします」
そう言ったメイちゃんにお手伝いさんは穏やかな表情で首を横に振った。
「いけません。お嬢様のご友人にそのようなこと。もう少しゆっくりしていらしてください」
「お言葉に甘えていい?ムギ、メイちゃん達と森林のほうに行ってみたい」
「それは…ご主人様が聞いたらお許しになるでしょうか」
「黙ってればいいじゃない。別に全部を言う必要ないもん。危ないことはしないから」
「でも…」
「大丈夫よ。さっきナオくんだってお散歩してたし。ね?危険なことは無かったでしょ?」
「はい。とても気持ち良かったですよ」
「メイちゃんも行ってみたいよね?」
「ちょっと行ってみたいかも。こんな自然に触れられること、街では滅多に無いし」
「それでしたら…」
「じゃあムギ、ドリンク用意していくから先に出て待っててくれる?」
「手伝うよ!」
「だーいじょうぶ。メイちゃんはお客様なんだから、もてなされてくださいっ」
「もう…ムギちゃんってば」
「鉄板の準備が済んだので薪になる枯れ木を調達してくるそうですよ。少し山を下りたところにある、資材を分けてくれる干物屋さん、ご存知ですか?」
「ええ。パパがよくお邪魔してたから」
「そちらに向かったようです」
「そう。あなた達にも少し休んでもらおうと思ったんだけど」
「いえいえ。とんでもございません。わたくし達も食材の準備をいたしますね」
「お手伝いします」
そう言ったメイちゃんにお手伝いさんは穏やかな表情で首を横に振った。
「いけません。お嬢様のご友人にそのようなこと。もう少しゆっくりしていらしてください」
「お言葉に甘えていい?ムギ、メイちゃん達と森林のほうに行ってみたい」
「それは…ご主人様が聞いたらお許しになるでしょうか」
「黙ってればいいじゃない。別に全部を言う必要ないもん。危ないことはしないから」
「でも…」
「大丈夫よ。さっきナオくんだってお散歩してたし。ね?危険なことは無かったでしょ?」
「はい。とても気持ち良かったですよ」
「メイちゃんも行ってみたいよね?」
「ちょっと行ってみたいかも。こんな自然に触れられること、街では滅多に無いし」
「それでしたら…」
「じゃあムギ、ドリンク用意していくから先に出て待っててくれる?」
「手伝うよ!」
「だーいじょうぶ。メイちゃんはお客様なんだから、もてなされてくださいっ」
「もう…ムギちゃんってば」