深夜一時、突然始まる宝探しゲーム
「私はいっぱいキーホルダーを持っているので良かったらどうぞ」

「いや、申し訳ないですよ」

「こっちの割とデカめのぬいぐるみキーホルダーの方が欲しいって言いました?」

「すみません、始めに差し出してくれた方を頂きます」

「素直でよろしい」

そんな冗談みたいな会話をして、私たちは顔を見合わせる。


「「ふはっ」」


二人の笑い声が揃って、それが深夜の静かな空気に響き渡っていくのが楽しかった。

あれ、深夜ってこんなに楽しいものだったっけ? 

突然のトラブル対応で終電を乗り過ごしたのに、なんか楽しくて堪らない。
< 12 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop