君の笑顔を奪いたい。
「はい!ただいまカップル割行っているんですがどうですか?」

「あー……」


チラッとこっちを見てきた由良くん。強気に出れないんだな、作戦通り!と少し口角を上げてしまった。


奢ってもらう立場としては、少しでも安くなったら嬉しいけれど……この人は意味わからないくらいのお金持ち、だから……。


「彼女さんとここで手を繋いでもらえれば、10%オフです!」


……え。


「お願いします」


ニッコニコな由良くんは私の方を向く。


「いいよね、彼女ちゃん」


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