本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
 彼が上手だから、リティスも踊っていてまったく心配はないのだ。

 楽しい。

 ダンスが、こんなにも楽しいなんて。

 彼の足を踏んでしまうのだけは心配だったけれど、まるで足元が見えているかのように彼は上手にリティスの足を避けてくれる。

 ――きっと。

 リティスは心の中で思った。

 きっと、今夜は忘れない夜になる。
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