本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
「もちろん。すぐには読めないだろうと宰相閣下もおっしゃっていた。もし、君がこの本に書かれている魔術を身に付けられたなら、俺を宰相補佐にしてくれるらしい。俺のためにも頑張ってくれ」

「ええ、もちろん頑張りますね!」

 頑張るとは言ったけれど、エデルのためにとは言っていない。これで、姉に並ぶことができる。

 フィノラは本を受け取ると、丁寧にエデルを送り出したのだった。
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