本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
牢といえど、ここは王族や貴族が囚人だから、清潔でそれなりに居心地よく室内を整えているのだろう。
椅子のうちの一脚に、ふてくされた様子でフィノラは腰を下ろしていた。首につけられているのは、魔力を封じるための魔道具である。
身にまとっているのは、家で着ていたドレス。ここに入れられるのは王族か貴族であるから、身の回りの世話をする者もつけられるそうだ。
「いい気味だと思っているの?」
リティスを見るなり、フィノラはそう口にした。いつもの愛らしさは、完璧に消え失せている。こちらを見る目には、憎しみが込められていた。
「フィノラ・オセルティス。なぜ、悪魔を召喚した?」
アザレウスの言葉に、フィノラは肩を跳ね上げる。
リティスにはふてくされた態度を見せていても、アザレウスの前ではそんな態度を取るわけにはいかないとわかっているようだ。
「な、なぜって……」
「王族に危害を加えようとしたんだ。死刑は免れないと思え」
「嘘、嘘、嘘よ! 私、そんなことはしていないわ!」
椅子のうちの一脚に、ふてくされた様子でフィノラは腰を下ろしていた。首につけられているのは、魔力を封じるための魔道具である。
身にまとっているのは、家で着ていたドレス。ここに入れられるのは王族か貴族であるから、身の回りの世話をする者もつけられるそうだ。
「いい気味だと思っているの?」
リティスを見るなり、フィノラはそう口にした。いつもの愛らしさは、完璧に消え失せている。こちらを見る目には、憎しみが込められていた。
「フィノラ・オセルティス。なぜ、悪魔を召喚した?」
アザレウスの言葉に、フィノラは肩を跳ね上げる。
リティスにはふてくされた態度を見せていても、アザレウスの前ではそんな態度を取るわけにはいかないとわかっているようだ。
「な、なぜって……」
「王族に危害を加えようとしたんだ。死刑は免れないと思え」
「嘘、嘘、嘘よ! 私、そんなことはしていないわ!」