本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
本来の業務に上乗せされる形になるので、古文書の解読については改めてリティスの仕事を調整するという。
もっとも、皆が思っている以上にリティスがすらすらと読んでしまっているため、想定よりもだいぶ速いペースで解読は進んでいるそうだ。
「でしたら、喜んでお引き受けさせていただきます」
「いいの? やったあ!」
いきなり両手を上げてイレクスは立ち上がった。
彼の手から離れたサンドイッチが、宙に舞う。
「あっ!」
リティスは声を上げたが、手は届きそうにない。
だが、アザレウスが先に対処していた。短くつぶやかれた呪文。それをリティスは聞き逃さなかった。
宙に舞い上がったサンドイッチは、床に落ちる前に空中で停止する。そして、そこからゆっくりとイレクスの皿の上に戻ってきた。
(……さすが!)
アザレウスの魔術の腕は、やはりすごい。
天才とは、彼のことを言うのだろう。まだ二十代だというのに、王宮魔術師団の長になるのも納得だ。
「イレクス、行儀が悪いぞ。きちんとマナーを守るのが約束だっただろう」
「ごめんなさい、叔父様」
もっとも、皆が思っている以上にリティスがすらすらと読んでしまっているため、想定よりもだいぶ速いペースで解読は進んでいるそうだ。
「でしたら、喜んでお引き受けさせていただきます」
「いいの? やったあ!」
いきなり両手を上げてイレクスは立ち上がった。
彼の手から離れたサンドイッチが、宙に舞う。
「あっ!」
リティスは声を上げたが、手は届きそうにない。
だが、アザレウスが先に対処していた。短くつぶやかれた呪文。それをリティスは聞き逃さなかった。
宙に舞い上がったサンドイッチは、床に落ちる前に空中で停止する。そして、そこからゆっくりとイレクスの皿の上に戻ってきた。
(……さすが!)
アザレウスの魔術の腕は、やはりすごい。
天才とは、彼のことを言うのだろう。まだ二十代だというのに、王宮魔術師団の長になるのも納得だ。
「イレクス、行儀が悪いぞ。きちんとマナーを守るのが約束だっただろう」
「ごめんなさい、叔父様」