本好き地味令嬢は、自由を満喫していますので。~今さら助けてくれと言われても、二度と家には戻りません!~
週に一度、リティスは王宮魔術師団を訪れることになった。王宮魔術師団は、王宮の一画にあり、そこで魔術の研究や訓練を行っている。
魔術の訓練所も併設されているため、そこでイレクスに魔術を教えることになったのだ。
幼いセリカはまだ魔術の修業を始めるわけではないが、兄が何をしているのか興味があるようで、リティスが訪問する度にイレクスの側にいる。
「まずは、頭の中で魔術陣を完璧に想像できるようにならなければなりません」
「……難しいね」
「最初から完璧にできる人なんていませんよ」
「リティス嬢も?」
「はい。何日も、何日も……一年ぐらいかかったかもしれません」
リティスが用意したのは、曽祖母の隠し部屋で見つけた本に設計方法が記されていた魔道具だ。
脳裏に描いた魔術陣を、そのまま板に映し出すものだ。
描かれた魔術陣は魔道具に魔力を通せばすぐに消えるし、魔力を通さなくても一時間後には消え失せるという優れモノ。
誰もこんな魔道具を持っている人はいなかったので、自分で作ったのだったと懐かしく思い出す。
魔術の訓練所も併設されているため、そこでイレクスに魔術を教えることになったのだ。
幼いセリカはまだ魔術の修業を始めるわけではないが、兄が何をしているのか興味があるようで、リティスが訪問する度にイレクスの側にいる。
「まずは、頭の中で魔術陣を完璧に想像できるようにならなければなりません」
「……難しいね」
「最初から完璧にできる人なんていませんよ」
「リティス嬢も?」
「はい。何日も、何日も……一年ぐらいかかったかもしれません」
リティスが用意したのは、曽祖母の隠し部屋で見つけた本に設計方法が記されていた魔道具だ。
脳裏に描いた魔術陣を、そのまま板に映し出すものだ。
描かれた魔術陣は魔道具に魔力を通せばすぐに消えるし、魔力を通さなくても一時間後には消え失せるという優れモノ。
誰もこんな魔道具を持っている人はいなかったので、自分で作ったのだったと懐かしく思い出す。