年下上司に懐かれましたがその人には好きな人がいて…そんなあなたの気持ちが知りたいです。
見た目
お風呂を終えると寝室に行く2人。
「ねぇ、私ってやっぱり老けてる?」
「いや、年齢より若く見えるけど、何で?」
「翔太郎くんて人にお姉さんて言われちゃったから」
「んー、5歳差だっけ?」
「そうだね」
「千羽弥さんはキャピキャピ感はないから落ち着いて見えたんだよ」
「私、落ち着いてるかなぁ…言ってもいい?」
「何?」
「カップルみたいには見られなかったって事で合ってるよね?」
「ぷっ、アハハッ、そんなこと考えてたんだ、可愛いね千羽弥さん」
そんなに笑わなくてもと千羽弥はムスッとした。
「千羽弥さんが店から出てきた時にさ、ちーちゃんとか、千羽とか俺が呼んでたらまた違ってたかもな(笑)」
「呼び方の問題かなぁ…うーん、あの2人は付き合ってるの?」
「いや、付き合ってない」
えっ?じゃあ泊まるって?
千羽弥はチラッと皇平を見たが天井を見つめていたのでそれ以上は聞くのをやめた。
「おやすみ」と千羽弥は皇平に背を向けて目を瞑った。
「うん」と皇平くんは私とは背合わせになり今日は抱き枕にはしなかった。
ふと目が覚めた千羽弥はベッドに座っている皇平に気づき体を起こした。
「どうしたの?大丈夫?」