友活で友達になった男子に恋しちゃうってありですか?
新商品開発
商品開発部に着くと、社長に呼び出されていた瀬野君が返ってきた
私は部長室の扉をノックして、瀬野君に話しかける
「あの、部長にお話があります」
会社では上司と部下の関係のため、部長と苗字で呼び合っていた
「はい。何でしょう?」
瀬野君は毅然と答える
「部長がこの会社に入ったのは、筒屋フーズのお嬢さんと結婚して、合併話を進めるためだったというのは本当でしょうか?」
それが本当ならみすみす犠牲になるのを分かっていて会社に入ったのはどうしてですか?
私は瀬野君の事が心配で、確かめずにはいられなかった
「誰かから聞いたんですか?大方新庄さん辺りでしょうけど。結論から言うとその話は本当です」
静かに口を開く瀬野君に私は驚いた
「どうしてそんな自ら生贄になりにくるような道選んだんですか?私に偽の婚約者を演じさせてるのと何か関係があるんですか?」
私はサッパリ分からなかった
だって結婚して合併話をまとめる為だけに会社に入ったなんて瀬野君らしくない
「その事なら、もう偽の婚約者は演じる必要はないので、普通の上司と部下に戻って貰って構いませんよ?あと、みすみす生贄になったりはしないので、僕のことは心配無用です」
瀬野君は涼しい顔でそう言った
そっか。。婚約式も破談になったし、私の事はもう不要なんだ
だから、私はもう偽の婚約者を演じる必要はないんだ
解放されて嬉しいはずなのに、私は何だか悲しい気持ちになった
「それで、僕の告白の返事は考えて頂けましたか?」
不意に聞かれて私はドキッとしてしまう
心臓を射抜かれたようにドキドキしっぱなしで、心の中を見透かされて見えてしまったらどうしよう?とすら思った
「それは。。私はやっぱり瀬野君の。。部長の事は恋愛対象としては見れません」
私は必死の思いで絞り出すように嘘を吐いた
次期社長の瀬野君に自分はふさわしくないからだ
私は部長室の扉をノックして、瀬野君に話しかける
「あの、部長にお話があります」
会社では上司と部下の関係のため、部長と苗字で呼び合っていた
「はい。何でしょう?」
瀬野君は毅然と答える
「部長がこの会社に入ったのは、筒屋フーズのお嬢さんと結婚して、合併話を進めるためだったというのは本当でしょうか?」
それが本当ならみすみす犠牲になるのを分かっていて会社に入ったのはどうしてですか?
私は瀬野君の事が心配で、確かめずにはいられなかった
「誰かから聞いたんですか?大方新庄さん辺りでしょうけど。結論から言うとその話は本当です」
静かに口を開く瀬野君に私は驚いた
「どうしてそんな自ら生贄になりにくるような道選んだんですか?私に偽の婚約者を演じさせてるのと何か関係があるんですか?」
私はサッパリ分からなかった
だって結婚して合併話をまとめる為だけに会社に入ったなんて瀬野君らしくない
「その事なら、もう偽の婚約者は演じる必要はないので、普通の上司と部下に戻って貰って構いませんよ?あと、みすみす生贄になったりはしないので、僕のことは心配無用です」
瀬野君は涼しい顔でそう言った
そっか。。婚約式も破談になったし、私の事はもう不要なんだ
だから、私はもう偽の婚約者を演じる必要はないんだ
解放されて嬉しいはずなのに、私は何だか悲しい気持ちになった
「それで、僕の告白の返事は考えて頂けましたか?」
不意に聞かれて私はドキッとしてしまう
心臓を射抜かれたようにドキドキしっぱなしで、心の中を見透かされて見えてしまったらどうしよう?とすら思った
「それは。。私はやっぱり瀬野君の。。部長の事は恋愛対象としては見れません」
私は必死の思いで絞り出すように嘘を吐いた
次期社長の瀬野君に自分はふさわしくないからだ