FF〜私があなたについた嘘〜
九つ目の嘘
 柱
 合宿所、ホール
 朝から合奏
 賛助楽器が部員達の後ろ、に並ぶ

ト書き
 松本目線。全員の後ろに、賛助楽器

 モノローグ:誌香
 翌日は朝から賛助さんが参加してくださる曲を集中的に練習した。
 私達の為ではない。
 どちらかというと賛助さん達が演奏する楽器を、曲に馴染ませる為の合奏。
 入りのタイミングや音量、賛助楽器と掛け合いをするパートとのバランスを見ていく。何度も同じフレーズを練習して、ようやく賛助さんと松本の満足いく仕上がりになったようだった。

ト書き
 賛助目線。全員と、遠くの松本

ト書き
 昼食を食べて再び合奏

モノローグ:誌香
 それが終わると、通しで一部から三部までを弾き通す。

ト書き
 入浴、食堂で賛助を交えての夕飯

ト書き
 誌香目線 何列も後ろから松本を見つめる

モノローグ:誌香
 入浴の後は通しをしてみて気になった処を重点的に練習した。ハードだったけれど、打ち上げが待っていると思えば頑張れる。

ト書き
 食堂 テーブルには飲み物、おつまみ。合宿所からの心づくしの品のフルーツポンチ。
 役職に着いた者達が着席している部員達の前に立つ。

ト書き
 皆のコップに飲み物が並々と注がれていく

ト書き
 お酒がなみなみと注がれたコップを片手に、指揮者、コンミス、パートリーダーそれぞれ軽くコメントしていく。

ト書き
 囃し立てる部員達

ト書き
 役職は挨拶の前にくいっと煽った。

モノローグ:誌香
 勿論、飲めない子はソフトドリンクだし、あるハラ絶対だめ。
  松本はコメントの前からコールが始まり、何回もコップを空にしていた。

ト書き
 十二時を回った壁掛け時計

モノローグ:誌香
 宴もたけなわ、昨日も完徹に近いから皆が酔っ払い出すのは早い。

ト書き
 グデングデンな部員達。肩を組んで大学校歌を斉唱しているモブ達。
 小学校の校歌まで歌い出すモブ。

周囲「しーっ」
 
モノローグ:誌香
 叱責が飛ぶと、一瞬静かになる。でも、すぐに声を張り上げていた。

モブ「今日、流星群極大だってよ!」

ト書き
 ぞろぞろとメンバーは海岸まで移動していった。
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