甘くて危険なキミが好き
「姫奈さんご指名入りました!」
呼ばれて来たものの、ついた先は雲雀さんたちのいるVIPルームで。
一体なんのつもり???
いや。単にNo.1だからだと思う。
もうそうゆうことにした。
「ご指名ありがとうございます♡姫奈です!先ほどはどうも〜♡」
完全営業モードで対応するわたしに笑いが隠せてないみなさん
「おまえら、タバコ買ってこい。」
そういうと琉陽さんたちはゾロゾロと部屋を出て行ってしまった。
すると当然ママも居なくなるわけで……
「「……」」
これは発言していいやつなの…?
「ふっ、さっきの営業モードはどうしたんだよ。」
はじめて雲雀さんが笑っていた
「い、いやいや昨日の今日で切り替えるの無理ですよ。てゆーか、なんで昨日言ってくれなかったんですか。」
「別に話すほどのことでもねえだろ」
いやいや重要すぎるでしょ。
わたしも大概だったけど、この人も大概自分の立場理解してない。
「とりあえず、こっちこい。」
「…お隣失礼します。」
そういって何杯かお酒を楽しんだ。
相変わらず会話は弾まないけど…
「お酒、お強いんですね。」
「あぁ。人前では酔えねえな。」
さすが裏社会のお偉いさんって感じがした
「あんたも相当強いだろ。」
「この状況で酔うキャバ嬢の方が珍しいですよ。」
キャバ嬢って言っていい程の対応はしてないけど
「ふっ」
また少し笑ってお酒を飲む彼
黒いスーツを纏い、切れ長の目に真っ直ぐな鼻筋、リップも塗ってないのに血色のいい唇。耳にシルバーのチェーンが垂れたピアスを付け、スラーと長い指にはめられた指輪。
引き込まれそうになる。
まさにこの街の支配者そのものだと再認識させられた。
「わたし、あんまりお酒得意じゃないんですよね。特にウイスキーとかウォッカとか。」
無言やめてくださーい。とも言えず淡々と話を進めることにした。
「ソーダ割りとかならまだいけるんですけど、ロックってしんどくないですか???もう消毒の味しかしないというか、」
彼はまたグラスを口に当て、
次の瞬間。