私をフッた元上司と再会したら求愛された件
 肌を重ねた後は、手足を絡めてダラダラと抱き合う時間。

「そろそろベッド買い替えようかな」

 半分眠りながら彼の胸板に頬を寄せていると、そんな呟きが聞こえてきた。

「ふたりで寝るには狭いだろ、このベッド」

 確かに。セミダブルのこのベッドはふたりで引っ付くにはちょうどいい大きさだけれど、寝返りを打つにはちょっと狭い。

 とはいえ付き合って三ヶ月。ちょっと時期尚早な気はする。

「……一緒に住んでからの方がいいかも?」

「だからさ、一緒に住もうよ」

 驚いて顔を上げると、玲さんは目を細めて笑っている。その笑顔はすごく愛おしいものを見る目に思えて、感極まった私はいっそう強く玲さんに抱きついた。
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