君に恋する3秒前

「杏先輩!」「杏先輩!」

あの日、翠くんを振ってから翠くんが私について来るようになった

「なんで小動物みたいにちょこちょこついて来るの?」

「杏先輩の好きなもの探しです!」

「杏先輩を惚れさせるためにはどんなものが好きか知らないといけないでしょう?」

…可愛いかも…じゃなくて…!

「ついてくるのやめてくれない? 付き合ってると勘違いされるから」

「なら、隣で歩きます!」

「余計に勘違いされるんですけど?」

どうやら、翠くんは私が言っていることが全く分かっていないようだ

「だから、私から離れて欲しいってこと」

翠くんまじでやめて…明らか周りの人が見てる

「何で離れないと行けないんですか…」

「俺、悲しいです…」

翠くんの上目遣いに心を奪われそうになる

「あなた良く言うけど…私、あなたのこと振りましたよね?」

「俺、諦めてませんよ?」

「え…?」

翠くんは私のことを真剣に見つめる

「絶対に惚れさせてやりますから」

え…えぇー!?!?!?
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