婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
彼がそう囁いたのは、私のすぐ耳もとで。なんだかいつも以上にぐいぐい距離を詰めてくる聖澤さんに面食らってしまう。
うしろから「とんだナイト様だな」と苦笑する声が聞こえた。
会計を済ませ店を出た私たち。
「桃代さんって、どのあたりに住んでるの? もし方向が一緒ならタクシーで――」
そう尋ねてきた美作マネージャーに、聖澤さんは「俺が送るんで問題ないです」と冷ややかに言い放ち私の肩を抱き寄せた。
聖澤さん、今もまた一段と不機嫌な顔になっているけれど、いつもと違って反応がおかしいな……。変な酔い方しちゃったのかな?
「なに? 急にどうしちゃったの? あんたたち、なにかあった?」
安芸野さんも不思議そうに目を丸くしているけれど、こちらが聞きたいくらいだ。
とりあえず美作マネージャーや安芸野さんの失礼にならないように、立ち止まって一礼した。
「ありがとうございました。とてもおいしかったです」
なにしろ今日はふたりのおごりだ。
「こちらこそ、また飲みましょうねえ」
「気をつけて帰ってね。また明日」
ふたりに見送られ、私と聖澤さんは駅に向かって歩き出す。
「聖澤さんはタクシーじゃなくて大丈夫ですか?」
「なんで?」
うしろから「とんだナイト様だな」と苦笑する声が聞こえた。
会計を済ませ店を出た私たち。
「桃代さんって、どのあたりに住んでるの? もし方向が一緒ならタクシーで――」
そう尋ねてきた美作マネージャーに、聖澤さんは「俺が送るんで問題ないです」と冷ややかに言い放ち私の肩を抱き寄せた。
聖澤さん、今もまた一段と不機嫌な顔になっているけれど、いつもと違って反応がおかしいな……。変な酔い方しちゃったのかな?
「なに? 急にどうしちゃったの? あんたたち、なにかあった?」
安芸野さんも不思議そうに目を丸くしているけれど、こちらが聞きたいくらいだ。
とりあえず美作マネージャーや安芸野さんの失礼にならないように、立ち止まって一礼した。
「ありがとうございました。とてもおいしかったです」
なにしろ今日はふたりのおごりだ。
「こちらこそ、また飲みましょうねえ」
「気をつけて帰ってね。また明日」
ふたりに見送られ、私と聖澤さんは駅に向かって歩き出す。
「聖澤さんはタクシーじゃなくて大丈夫ですか?」
「なんで?」