婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
こんなに仕事ができて格好よくてスマートな人とお近づきになれたら光栄だ。ドライブなんて言われたら、舞い上がっちゃってたかも。

でも、今の私は――。

ふと聖澤さんに教わった呪文を思い出し、口を開いた。

「『結婚』」

「……は?」

美作マネージャーの目が点になる。思わず私はくすくすと吹き出してしまった。

「……すみません。聖澤さんから言われたことを思い出して。美作マネージャーは『結婚』っていう言葉が苦手だって」

しばらく呆然と目を瞬いていた彼だったが、意味を理解したのか私につられるようにして笑い始めた。

「わかったよ。真面目な恋愛以外はお断りってことだね」

穏やかに言って立ち上がり、椅子をもとの位置に戻す。

「……それとも聖澤くん以外はお断りって意味だった?」

尋ねられ、思わず顔が熱くなった。否定もできず硬直する。

そんな私を眺めて、美作マネージャーはどこか吹っ切れたように息をつく。

「聖澤くんってドライな振りしてるけど、内面は真面目で熱い子だよね。それに意外と嫉妬深くてびっくりしたよ」

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