婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
口に出して尋ねることはできないけれど、そんな期待が膨らんで抑えきれなくなってしまいそうだ。



週明けの月曜日。無事に美作マネージャーに報告書を提出し終え、トラブルがすべて解決した。

篠原様が納得してくださったのはもちろん、くつろぎに問い合わせを入れていたお客様も、女将さんからの丁寧な謝罪を受けて怒りが収まったようで、クレームを取り下げる旨の連絡が入った。

篠原様のSNSの書き込みはいつの間にか消えていて、代わりに懐石リベンジというハッシュタグとともに華村の食事がアップされていた。

くつろぎに掲載されていた酷評も、取り消されはしないものの、高評価にかき消され今ではもう目立たない。

「いろいろトラブってたみたいだけど、落ち着いたみたいでよかったじゃん!」

そう言って休憩スペースでラテを奢ってくれたのはジュリナだ。一カ月残業続きで彼女のお誘いを断り続けていたが、これでまた一緒に食事にも行ける。

「もし紬希にその気があるなら婚活イベント、セッティングするけど?」

気を遣ってそんなふうに尋ねてくれるけれど――。

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