婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
「伸びる頃には自分が担当を降りているとは思わないのか?」

「将来的にうちの会社の利益になるんだったら、私以外の誰が担当したっていいじゃありませんか」

その言葉に、聖澤さんが本格的にがっくりと肩を落とす。

「自分の利益をまず考えろよ。……まあ、あんたに言っても無駄なんだろうが」

あきらめたように口を噤む。

しばらくして客間に通された私たち。女将さんが温かいお茶と新作のスイーツを持ってきてくれた。

「併設のカフェで先週からお出ししている華村特製和スイーツです。うちで作った抹茶ババロアと白玉、近所の和菓子屋さんから仕入れた和風マカロンとチーズサブレを添えているんですよ」

漆器の上品なプレートに、いろんな種類のお菓子が並んでいる。豪華で特別感があって、なにより見た目が映える。

「うわあ……これです、まさにこれ! すごくおいしそうです!」

これらも私の提案をもとに作られたものだ。華村手作りのスイーツと近所の和菓子屋から仕入れたスイーツの合わせ技。相互に宣伝ができるし、この地域の活性化にも繋がる。結果的には集客に繋がるのだ。

私は拳を振って力説する。

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