ワタシだけの王子様
そしていつもと変わらずクラスの子達が

「ぶーちゃん!昨日のテレビに出てた人ぶーちゃんにそっくりだったよ!」

「それ!マジ似てた!」と 私の気持ちには目もくれず会話が続けられていた。

私の目の前でそんな話しなくたっていいのに



そんなとき教卓の方から『ドンッ』という鈍い音が教室内に響いた。

『なになに?!』とクラス全体がざわめき始めて、その音の正体は

紛れもなく、湊くんだった。
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