男装してるのにみんな距離が近いです
スケボーをドア近くに立てかけて、永瑠くんはすぐにテーブルに置いたあったお茶のグラスをイッキ飲みしていた。
涼くんは、竜琉くんが定位置に座ってるから立ったまま飲み干す。無言で、涼くんが私にもグラスを渡してくれたから、お礼を言って一口飲んだ。
「それで?」
竜琉くんは涼くんのためか、大きなテーブルの方へ戻っていく。
「ランク上げにいいかなって相手してたら、二人が来て……わっ」
グイッとお茶のおかわり中の永瑠くんに横から腕が引かれ、ソファへ。
私のお茶が危なかったけど、セーフ。
「へぇ?永瑠はともかく、ふうん?ほーう?」
座った涼くんへ、横から大輝くんは意味深なニヤニヤ顔を見せる。
「なんだよ……」
「え?うふふ、言っていいの?ねぇ?たっつん」
目配せする大輝くんの意図をくみ取る竜琉くんは、腕を組みながら小さく笑った。
「涼、お前割りと悠のこと気にかけてんな」
ほんの少し、ニヤッとする竜琉くんに涼くんは勢いよく立ち上がる。それはそれはテーブルがゆれる勢いで。