愛を知った日
「奏ちゃーん。ごめん。遅れて。」
「大丈夫だよ。」
「お友達?」
「あれ?どうしたの?この人、誰?」
「どうも。奏ちゃんのお友達さん。俺は東川伊月。」
「私が変な男の人に声かけられたところを助けてもらったんだ。」
「そうなの?なんともない?」
「うん。」
「良かった。私は南山明美です。奏ちゃんのこと助けてくれてありがとうございます。」
「いいえ。で俺の隣にいるのが北山鳳蝶ね。」
「鳳蝶さんに昨日も助けてもらって。」
「そうなの?奏ちゃん、かわいいからなぁ。」
「えっ。明美ちゃんの方がかわいいよ。」
「いや、でも本当2人ともかわいいね。」
「そうですか?ありがとうございます。お2人もかっこいいですね。」
「本当?ありがとう。」
「あの…もしこれからお時間あったらどこかでお茶しませんか?」
「明美ちゃん!2人だってこれから予定あるかもしれないのに…」
「いや、俺達は全然大丈夫だけど予定とかあったんじゃないの?」
「ちょっとお茶するくらいの時間はあります!」
明美ちゃんはノリノリだ。
「鳳蝶さんは大丈夫ですか?」
「ああ。」
私が聞くと鳳蝶さんはそう返事をした。
「じゃあ行こっか。」
「はい!」
そうして4人でお茶をすることになった。
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