愛を知った日
「さてそろそろ行くか。」
「はい。なんとか広い部屋を予約できました。」
「そうか。良かった。なかなか全員入れるところ少ないからな。」
ひとしきり写真を撮ると全員でカラオケに向かった。
飲み物や軽食を注文し主に歌の上手いメンバーが歌ってくれて場を盛り上げている間に俺は写真を撮りたいというメンバーや話したいというメンバーに応じる。
奏も写真を撮りたいというメンバーや話したいメンバーに迫られていて大丈夫かと思ったが上手く対応してくれているようだ。
「推しと写真撮れるなんて感激です。これからもよろしくお願いします。ありがとうございました！」
「こんなことでいいならいつでも。」
「私ともお願いします。」
「はい。」
「楽しんでおりますか？」
いつの間にか隣に会長がいた。
「ああ。」
「驚きましたか？奏さんファンも結構多いんです。」
「そうみたいだな。」
「奏さんって可愛いですよね。」
「でも無自覚なんだ。そこも可愛い。」
「ラブラブで尊い…」
「鳳蝶様も1曲歌ってくださいよ。」
そうメンバーに言われて俺も歌ったりたっぷり2時間楽しんだ。
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