愛を知った日
次の日。朝から伊月が連絡してきた。
「今日、学校サボって遊びに行こうよ〜」
「奏と約束したから学校行く」
「え〜どうしてもだめ?ついてきて欲しいところあるんだけど。甘いもの奢るからお願い」
昨日は色々なことがあって学校に行く気分じゃないのは事実だ。
「仕方ねぇな」
内心ちょうどいいと思いサボることを決めた。
「サンキュー」
俺はベッドから出て準備をする。ついてきて欲しいところってどこだろうと思いながら家を出て待ち合わせの駅まで向かう。
「おっ!鳳蝶〜」
俺が着いた時にはすでに伊月が来ていた。
「遅くなって悪い」
伊月は約束に遅刻したことがない。
「呼んじゃってごめんね」
「どこ行くんだ?」
「じゃあさっそく行こっか」
具体的な場所は教えてくれずただついて行く。
着いたのはゲームセンターだった。
「いつもと同じじゃないか。帰る」
「あ〜ちょっと待って。今好きなキャラのクレーンゲームやってるんだって。鳳蝶、得意でしょ?一緒に取ってよ」
「仕方ねぇな」
俺は渋々そのクレーンゲームをやる。しかしこれが意外に難しくお金も時間もかかってしまった。
「はぁやっと取れた!鳳蝶、ありがと」
「もっと簡単に取れるかと思ったけど意外に時間かかったな」
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