愛を知った日
高校の学費を稼ぐためアルバイトをしていたが人間関係から全てが面倒くさくなってしまった時、叔父から電話がかかってきた。
叔父はなにかと両親を失った俺のことを気にかけてくれて施設に電話して俺が一人暮らしを始めたことを知ったらしい。叔父は高校の学費を援助したいと言い出した。
もちろん最初は断ったが叔父も引き下がらなかった。
叔父は会社の社長で子供がおらず、叔母と2人暮らしだったため俺を自分の子供のように可愛がってくれた。
叔母もそうしたいと言っていると言われたら俺も断れなかった。ありがとうございますと感謝を伝えて甘えることにした。
それからは頑張って学校に行っていたが、周りの状況は変わることがなかった。それでまた嫌になって行かなくなってしまった。
それからあの辺でまた遊ぶようになった。そんな時、奏に出会った。
叔父には申し訳ないが、俺はあの時ここにいて良かったと思った。
ここにいなければ出会うことはなかった。
そう思っていたのにその子は倒れて俺は気づいたら冷静ではない明美の代わりに救急車へ乗っていた。
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