愛を知った日
その時、俺はあの日のことを考えていた。
両親が死んだ日。愛してた人が突然いなくなった。
甲高い救急車の音を聞きながらなにもできず立っていたあの日のことを。自分の無力さを呪っていたあの日のことを。俺の両親は死んだ。俺の目の前で。
あの日、2人は用事があると言って出かけて行った。
早く帰ってくると言ったのに遅かったから家を出て近くの公園で待とうと思った。そうして家を出た時、両親がこっちに手を振っているのが見えた。それで俺も笑顔で手を振り返した。それなのに近くの交差点を渡ればもう家だという所で猛スピードでやってきた車に轢かれた。
俺はその瞬間、頭が真っ白になってただ両親の方へ走っていた。血だらけで横たわっている両親をただただ揺さぶり大声で叫んでいた。幸いにもその叫び声を聞いた近所の人が救急車を呼んでくれた。
俺はまだ幼かったし自分で救急車を呼べるほど冷静な状態ではなかった。それからどうなったのかあまり記憶がないが、ただただ立っていたことだけは覚えている。
それから俺は施設に預けられた。施設での暮らしはすごく悪いわけではなかったがやはり不自由を感じることも多かった。そして高校入学と共に施設を出て一人暮らしを始めた。
両親が死んだ日。愛してた人が突然いなくなった。
甲高い救急車の音を聞きながらなにもできず立っていたあの日のことを。自分の無力さを呪っていたあの日のことを。俺の両親は死んだ。俺の目の前で。
あの日、2人は用事があると言って出かけて行った。
早く帰ってくると言ったのに遅かったから家を出て近くの公園で待とうと思った。そうして家を出た時、両親がこっちに手を振っているのが見えた。それで俺も笑顔で手を振り返した。それなのに近くの交差点を渡ればもう家だという所で猛スピードでやってきた車に轢かれた。
俺はその瞬間、頭が真っ白になってただ両親の方へ走っていた。血だらけで横たわっている両親をただただ揺さぶり大声で叫んでいた。幸いにもその叫び声を聞いた近所の人が救急車を呼んでくれた。
俺はまだ幼かったし自分で救急車を呼べるほど冷静な状態ではなかった。それからどうなったのかあまり記憶がないが、ただただ立っていたことだけは覚えている。
それから俺は施設に預けられた。施設での暮らしはすごく悪いわけではなかったがやはり不自由を感じることも多かった。そして高校入学と共に施設を出て一人暮らしを始めた。