愛を知った日
そうして弟は着替えてパパの送りで保育園へ行った。
「ねぇね、行ってきます。」
「いってらしゃい。頑張ってね。」
「うん。」
「何かあったら連絡してね。」
「うん。」
私は勉強のお供の飲み物を持って部屋に向かいパソコンを開いて授業を受けた。通信ではいつでも好きな時に授業を受けられるので休憩を挟みつつ、勉強をしていた。
すると気づかない内にパパも帰ってきてお昼の時間になっていたようだ。
部屋のドアがコンコンと叩かれ、パパがお昼何食べると聞いてきた。麺類を食べたいと言うと分かったと言い数十分後、また呼びにきたので部屋を出てパパと一緒に食べた。
食べ終わってパパは午後から仕事だということで部屋にこもった。私は残っていた食器を洗い、自分の部屋に戻り残っていた授業を受けて課題をこなした。その週の真ん中だけ登校し学校で授業を受けた。その日は明美ちゃんがお休みでつまらなかったので自分の授業が終わった時点で帰ることにした。また鳳蝶くんと出会った場所を通ったがその日はいなかった。
そうして1週間が過ぎていった。
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