愛を知った日

6.

そしてお疲れ様会の日がやってきた。いつも通り駅前で待ち合わせをし鳳蝶くん達おすすめのお店へと向かう。
今日は晴天で気持ちの良い天気なので駅まで歩いて行くことにした。動きやすい服装で出かける。
「いってきます〜」
「いってらしゃい。気をつけて。」
「何かあったら連絡するのよ。」
「うん。」
今日は両親ともお休みだったので2人で見送ってくれた。
私はゆっくり駅まで歩いて電車に乗った。
目的地に到着し待ち合わせ場所に行くとすでに3人が揃っていた。
「遅れてごめ〜ん。」
「ううん。またナンパされたら困るって鳳蝶が早く行こうって。」
「そうなんですか?ありがとうございます。」
「明美、それは言わなくていい。」
「なに?恥ずかしがっちゃってぇ。」
「はあ?そうじゃねぇし。早く行くぞ!」
そう言っているものの赤面している。
みんながそれについて行く。
「今日行くお店はどんなところなの?」
「定食屋さんだよ。この時間だしお腹空いてるでしょ?」
「言われてみれば。だからこの時間を指定したの?」
「正解」
「でも普通女子を定食屋になんて連れてく?」
「だって明美が馴染みの店に連れて行けって言うから。ここしか思い浮かばなかった。」
「まぁいいけど。」
そうして鳳蝶くん達おすすめの定食屋さんに向かった。
< 80 / 315 >

この作品をシェア

pagetop