俺の痛みに金を払え

初恋の相手

初恋って言っても、小学生だ。
ただ遊んだりして、お互いを知ったりする事で幸せな気分になるだけだ。

彼氏、彼女ってより
好きって気持ちを露わにせず
お互い一緒に遊ぶだけで
二人だけにしかわからない
幸福な気持ちと時間を得るだけだ。

ななちゃんはクラスのマドンナ的存在で
ライバルも多い。
俺にも、女の子のファングループがいた。

休み時間になると、プロフィール帳を
書いてと女の子が話しかけてくる。

俺は鬱陶しさだけ感じ
机の上に置いて！
後から書いとくといい
休み時間は忙しくドッジボールへと
外に出かけた。

休み時間が終わり教室に戻って
次の授業の準備の為教科書等を出してると
身に覚えのない小さめのノートが入ってた。

もちろん俺のではない
プロフィール帳か？と思い
適当な気持ちで書いてやろうと思い
1ページ目をめくると

きょうくん
いつも人気あってかっこいいよ
今日から交換日記をはじめよう
ななみより

って字で書いてた。
授業中俺は1人でドキドキしていた。

ふと、彼女の方を見ると
アイコンタクトをしてくれた。
間違いなく本人だ。

当時クラスでは
女の子のフリをしてラブレターなどを書く
悪質な遊びが流行っていた。
とりあえず、クラスで聞くより
2人になった時に聞こうと思い

その日はそのまま
野球へと。