MY FIRST LOVER!!(短編)


休み時間の終わりを告げるチャイムの音に

私は窓の外から目を離した。





懐かしいな。小さいときの孝之とのたくさんのこと。






チラっと孝之の方を見ると、チャイムが鳴ったことなど気にもしない様子で周りを囲む男女たちと盛り上がっていた。




すぐそばにいた透くんと目が合って、私はなぜかそらしてしまった。







昨日、私透くんに告白されたんだよね?
てゆうかキスされましたよね。




その数時間後にわけわかんない告白を孝之にした。







複雑で逃げ出したい気持ちになって、私は授業も聞かずに顔を伏せた。







やっぱり好き。

伏せたまま眠りもしなかったら、孝之のことばっかり浮かんできて



それしか出てこなかった。




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