拝啓、元婚約者様 捨てた私のことはお構いなく
ホークの目が開き、フィーヌを真っ直ぐに見つめる。彼は片手を伸ばすとフィーヌの髪の毛を一房手に取り、キスをした。
「いつから起きていたのですか?」
「ずっと前から。きみが俺の顔を食い入るように見つめているより前だ」
(それって、私が起きるより前じゃない!)
寝ていると思っていたからやっていたことも、全部ばれていたなんて。フィーヌはカーッと顔が赤くなるのを感じた。
「寝たふりをするなんてひどいわ」
「許せ。フィーヌが可愛いから、少し観察したくなったんだ」
ホークはくくっと喉の奥で笑い、フィーヌの顎を掬うときすをした。
「ところでフィーヌ。今日はなんの日か知っているか?」
「もちろんです。わたくしがロサイダー領に嫁いできた日ですよね」
「その通りだ。それで……今夜話したいことがあるから時間を空けておいてくれ」
「……はい」
フィーヌは微笑む。
ホークは普段は鋭い目を優しく細め、フィーヌの頭を撫でた。
「はー。まだこのまままどろんでいたいところだが、起きるか。今日は朝から会議が目白押しだ」
「そうですね」
フィーヌは相づちを打つ。
「いつから起きていたのですか?」
「ずっと前から。きみが俺の顔を食い入るように見つめているより前だ」
(それって、私が起きるより前じゃない!)
寝ていると思っていたからやっていたことも、全部ばれていたなんて。フィーヌはカーッと顔が赤くなるのを感じた。
「寝たふりをするなんてひどいわ」
「許せ。フィーヌが可愛いから、少し観察したくなったんだ」
ホークはくくっと喉の奥で笑い、フィーヌの顎を掬うときすをした。
「ところでフィーヌ。今日はなんの日か知っているか?」
「もちろんです。わたくしがロサイダー領に嫁いできた日ですよね」
「その通りだ。それで……今夜話したいことがあるから時間を空けておいてくれ」
「……はい」
フィーヌは微笑む。
ホークは普段は鋭い目を優しく細め、フィーヌの頭を撫でた。
「はー。まだこのまままどろんでいたいところだが、起きるか。今日は朝から会議が目白押しだ」
「そうですね」
フィーヌは相づちを打つ。