拝啓、元婚約者様 捨てた私のことはお構いなく
フィーヌに教えられた場所を掘れば新しい金山もすぐに見つかるはずだから、1億リーンなどすぐに返済できるはずだ。
それに、今日買った土地はヴィットーレを代表するリゾート地になるはずだ。
金山を担保にすると、銀行は予想通り喜んで金を貸してくれた。バナージはその金をシートの購入資金に充て、晴れてシートはダイナー公爵家の所有となった。
「一体どうなっている!」
ダイナー公爵家の執務室に、バナージの怒鳴り声が響く。
「滝の近くに六角形状に生えた杉を見つけるのにどれだけかかっているんだ! いい加減にしろ!」
「しかし、それらしきものが見当たらず……」
掘削作業を請け負う責任者が必死に状況を説明する。バナージはドンッと机を強くたたいた。
「言い訳はもううんざりだ。今すぐ捜しに行け。三日以内に見つけてこい!」
バナージに怒鳴りつけられ、責任者の男は「かしこまりました」と言うとそそくさとその場を立ち去る。残されたバナージは頭を掻きむしった。
「なぜ見つからない!」
それに、今日買った土地はヴィットーレを代表するリゾート地になるはずだ。
金山を担保にすると、銀行は予想通り喜んで金を貸してくれた。バナージはその金をシートの購入資金に充て、晴れてシートはダイナー公爵家の所有となった。
「一体どうなっている!」
ダイナー公爵家の執務室に、バナージの怒鳴り声が響く。
「滝の近くに六角形状に生えた杉を見つけるのにどれだけかかっているんだ! いい加減にしろ!」
「しかし、それらしきものが見当たらず……」
掘削作業を請け負う責任者が必死に状況を説明する。バナージはドンッと机を強くたたいた。
「言い訳はもううんざりだ。今すぐ捜しに行け。三日以内に見つけてこい!」
バナージに怒鳴りつけられ、責任者の男は「かしこまりました」と言うとそそくさとその場を立ち去る。残されたバナージは頭を掻きむしった。
「なぜ見つからない!」