初恋は華やかに染まって
しばらくして玲奈がちょっと待っててと1回降りた。


男2人になって
「いやー心配だなお嬢、騙されてなきゃいいけど…」



「確かに玲奈騙されやすそう」



「凪、お前心配じゃねえの?」



「俺はべつに…」


「俺から見るとお前…お嬢に気があるだろ」


「恋愛に興味ない拓也先輩が気にする事じゃないです」



「俺のカン、お嬢と長年一緒にいるから分かるけど今お嬢が恋してるのはどう見てもお前だよ、だから彼氏がいるのがどうも引っかかる」



「そんなの俺だって玲奈の事が…」



「お前に救えるかな?お嬢様」



拓也は楽しそうに笑う。


玲奈「お待たせーどしたの?」



凪「なんでもない…」



拓也「俺も帰るわ、じゃ」



玲奈「ちょっと!」



玲奈は自分の気持ちも凪の気持ちも気付いていなかった。
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