姫と騎士のめぐりあい
翌朝。
アカデミーでは「王女殿下が襲撃された」
という噂が広まり、
警備は厳しくなった。
しかし、誰も犯人を見た者はいない。
唯一の目撃者であるヴァルタザールだけが、
「黒い影が逃げた」と淡々と証言した。
だがその裏で、彼の懐には、
一枚の古びた金貨が忍ばせてあった。
それは――
ユーフォルビアの王族だけが持つ
紋章入りの古金貨。
彼の母シャルロットが死の直前に渡したもの。
「母上……ようやく、時が来ましたね。」
薄暗い部屋でその金貨を見つめながら、
ヴァルタザールは静かに呟いた。
そして、唇に浮かぶのは冷たい微笑み。
「エリザベート王女……
あなたの“信頼”が、俺の剣になる。」
アカデミーでは「王女殿下が襲撃された」
という噂が広まり、
警備は厳しくなった。
しかし、誰も犯人を見た者はいない。
唯一の目撃者であるヴァルタザールだけが、
「黒い影が逃げた」と淡々と証言した。
だがその裏で、彼の懐には、
一枚の古びた金貨が忍ばせてあった。
それは――
ユーフォルビアの王族だけが持つ
紋章入りの古金貨。
彼の母シャルロットが死の直前に渡したもの。
「母上……ようやく、時が来ましたね。」
薄暗い部屋でその金貨を見つめながら、
ヴァルタザールは静かに呟いた。
そして、唇に浮かぶのは冷たい微笑み。
「エリザベート王女……
あなたの“信頼”が、俺の剣になる。」