ガーネット
成立
「‥‥‥どうなるも何も、カエデさんは相手にされないでしょ笑?」
「は?どういう意味?‥‥こんなのばら撒かれたら先生終わっちゃうでしょ!?」
カエデが食い気味に話す。
先生は、確かに動揺してるはず。
だって、普通こんなの撮られてたら‥
それに見せられたら血の気引くでしょ!?
なんで、先生は笑っていられるの?
教員人生終わるかもしれないんだよ!?
ため息混じりで先生が言う。
「‥カエデさん。今、田中のことでみんないっぱいいっぱいなんだよ?またこんな不祥事、すぐに出てもみんなイタズラだと思って相手にしないと思うよ。」
だから、俺たちは堂々としてれば良い。
誰も怪しまないから。
田中、やっぱりお前は良いやつなんだよ。
俺たちの為に犠牲になってくれて。
「相手にしない‥?証拠があるんだからそんなわけないでしょ?
私は先生が好き。
だからお互い同じ想いじゃん!
なんでダメなの?
なんで認めてくれないの?」
涙目で叫ぶカエデ。
あぁ‥かわいいな。
駄々っ子な所もガキな所も全部愛おしい。
でも泣くのは確かに良くないな。
綺麗な顔が汚れる。
「‥‥‥しょうがないな。全く。」
先生は椅子に背を預け、私をじっと見た。
「でも、バレたら終わりだからな。俺も、お前も。」
その声は妙に低くて、背筋がぞくっとする。
あぁ…これって、私たちだけの秘密なんだ。
録音も、気持ちも、全部。
「わかってる。絶対バレない。」
即答した私を見て、先生がふっと笑う。
その笑みが、私だけに向けられたものだと信じたい。
やっぱり好きだったんだ。
今度こそ、認めてくれたんだ。
嬉しい嬉しい嬉しい。
「は?どういう意味?‥‥こんなのばら撒かれたら先生終わっちゃうでしょ!?」
カエデが食い気味に話す。
先生は、確かに動揺してるはず。
だって、普通こんなの撮られてたら‥
それに見せられたら血の気引くでしょ!?
なんで、先生は笑っていられるの?
教員人生終わるかもしれないんだよ!?
ため息混じりで先生が言う。
「‥カエデさん。今、田中のことでみんないっぱいいっぱいなんだよ?またこんな不祥事、すぐに出てもみんなイタズラだと思って相手にしないと思うよ。」
だから、俺たちは堂々としてれば良い。
誰も怪しまないから。
田中、やっぱりお前は良いやつなんだよ。
俺たちの為に犠牲になってくれて。
「相手にしない‥?証拠があるんだからそんなわけないでしょ?
私は先生が好き。
だからお互い同じ想いじゃん!
なんでダメなの?
なんで認めてくれないの?」
涙目で叫ぶカエデ。
あぁ‥かわいいな。
駄々っ子な所もガキな所も全部愛おしい。
でも泣くのは確かに良くないな。
綺麗な顔が汚れる。
「‥‥‥しょうがないな。全く。」
先生は椅子に背を預け、私をじっと見た。
「でも、バレたら終わりだからな。俺も、お前も。」
その声は妙に低くて、背筋がぞくっとする。
あぁ…これって、私たちだけの秘密なんだ。
録音も、気持ちも、全部。
「わかってる。絶対バレない。」
即答した私を見て、先生がふっと笑う。
その笑みが、私だけに向けられたものだと信じたい。
やっぱり好きだったんだ。
今度こそ、認めてくれたんだ。
嬉しい嬉しい嬉しい。