ほしうらない

「まあ俺の家に来られたんだから、自分の家にも帰れると思う」

有明さんは言った。

そうだった。
これはただの、リハビリだった。





昔は星占いが好きだった。
毎日、どきどきしながら過ごしたのを覚えている。

でも、いつからか運勢の良い日も悪い日も関係なく、人生は続くと知ってしまってからは。

「気をつけて帰ってね」

久々に実家に顔を出すと両親は嬉しそうにしてくれた。

一人で新幹線に乗って帰ってくることができた。

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