ほしうらない

無理に笑顔を作ろうとすると、頬が痙攣した。

「元気?」

乗り越えたんだから。

「俺、実はさ」

もう大丈夫だから。

「あの後、別れて」

かさぶただから。

「だから、また」

……痛くないから。

気付いたらトイレで吐いていた。
夕飯、母親が腕を奮って作ってくれたちらし寿司だった。

早いけれど、私の誕生日を祝ってくれた。

それが全部流れていく。

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