婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
決してギデオンと二人きりに期待していたわけではない。セリオと一緒という事実に驚いただけで。
だが、エステルがギデオンとセリオの二人と行動してもいいのだろうか。
助けを求めるかのようにハンナに視線を向けると、彼女はうんうんと、満足げに頷いている。
「エステル。おまえ、馬には乗れないんだな?」
遠乗りに誘われたときに、馬には乗れない事実を伝えておいた。当日になって、乗れませんと言うのは失礼な気がしたからだ。
「はい。申し訳ありません……」
「何も謝ることではない。セリオ、エステルを頼む」
「はい!」
セリオが嬉々として返事をした。
「そういうことだ。エステルはセリオと一緒に乗りなさい。こう見えてもセリオは馬の扱いに慣れているから、心配しなくていい」
一瞬、なんて答えたらいいかがわからなかった。
ギデオンと一緒なら緊張しないのに、セリオと一緒にと言われると、一気に心臓が高鳴ってきたのだ。顔が熱くなるのがわかったが、それを誤魔化すように「よろしくお願いします」と、ぺこりと頭を下げた。
だが、エステルがギデオンとセリオの二人と行動してもいいのだろうか。
助けを求めるかのようにハンナに視線を向けると、彼女はうんうんと、満足げに頷いている。
「エステル。おまえ、馬には乗れないんだな?」
遠乗りに誘われたときに、馬には乗れない事実を伝えておいた。当日になって、乗れませんと言うのは失礼な気がしたからだ。
「はい。申し訳ありません……」
「何も謝ることではない。セリオ、エステルを頼む」
「はい!」
セリオが嬉々として返事をした。
「そういうことだ。エステルはセリオと一緒に乗りなさい。こう見えてもセリオは馬の扱いに慣れているから、心配しなくていい」
一瞬、なんて答えたらいいかがわからなかった。
ギデオンと一緒なら緊張しないのに、セリオと一緒にと言われると、一気に心臓が高鳴ってきたのだ。顔が熱くなるのがわかったが、それを誤魔化すように「よろしくお願いします」と、ぺこりと頭を下げた。