婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
魔導具が動かないと困っている人がいるなら、すぐにでも助けてあげたいと思うのがエステルなのだ。魔導具は人の生活と心を豊かにするものだと思っている。
「わかった……エステルがそこまで言うなら……」
セリオが渋々と答えた。
「では、後日、修理に来ますね。それまでは不便かと思いますが、我慢してください。できるだけ早く来ますから」
「我慢だなんて……直るとわかっただけでも、嬉しいですよ。新しいものを買わなきゃいけないか、もしくは昔の薪オーブンにするかと、母ちゃんと話していたところだったんで」
夫婦が輝くような笑顔を見せたため、エステルもほっと胸をなでおろした。
「わかった……エステルがそこまで言うなら……」
セリオが渋々と答えた。
「では、後日、修理に来ますね。それまでは不便かと思いますが、我慢してください。できるだけ早く来ますから」
「我慢だなんて……直るとわかっただけでも、嬉しいですよ。新しいものを買わなきゃいけないか、もしくは昔の薪オーブンにするかと、母ちゃんと話していたところだったんで」
夫婦が輝くような笑顔を見せたため、エステルもほっと胸をなでおろした。